こどもの攻撃的行動の原因はどこに?
日常生活でできる解決策

言葉遣いが悪くて困っているけど、どこで覚えたの?

そんな教育した覚えないのに、気に入らないことがあるとすぐ叩いたり、攻撃的になる・・。

原因がわからない困ったこどもの行動を解決するにはどうしたら・・。

人間の行動には、必ず心理・脳科学的な原因があります。

こどもの問題行動も同じ。

その原因と解決方法を解説していきます。

心理学的アプローチ1ー感情コントロール

すぐ手を出してしまったり、怒ったり、攻撃的な行動は

感情のコントロールができないことで引き起こされます。

感情をコントロールできるようになるには、

感情を抑制せず、素直に出せるように引き出してあげることが必要です。

POINT

感情を否定しない

「男の子なんだから泣かないの!」

→悲しくても泣いちゃいけない

「言うことを聞きなさい!」

→辛いけど我慢しよう

と叱られると、感情を抑えなきゃという思考に陥ります。

結果、我慢し続けた感情が爆発して消化しきれなくなることで、
攻撃的行動や言葉遣いにつながります。

POINT

気持ちを言葉にする

感情をコントロールできるようにするには、
こどもの気持ちに「共感」して言葉にしてあげることが重要です。

「悲しいね、じゃあ〇〇してみる?」

「辛いね、でも〇〇してくれたら私も助かるんだけどな」

など、自分の気持ちを言葉で認識させます。

POINT

誰がどういう気持ちになるか伝える

「〇〇したらお友達は悲しいと思うよ」

「〇〇したら私は困っちゃうな」

といったように、その行動が周囲の人にどんな影響を与えるのか、

具体的に主語を持って伝えることも大切です。

なぜその行為をしてはいけないか理解しやすくなります。

まだ話せない赤ちゃんにしてあげられること

抱きしめてあげたり、スキンシップをとるだけでOK。

昔は抱き癖がつくからあまり抱っこするな、が通説でしたが、

最新の研究結果では、頻繁に抱っこされたこどもの方が

情緒が安定し、感情を素直に出せるようになるので良いとされています。

大人が反応してあげることで、感情を受け止めてもらえるんだという安心感に変わり、

感情をコントロールする力がつきます。

心理学的アプローチ2ー観察学習

人間は他人の行動を見て自然と学ぶ習性があります。

こどもも同様。周囲の人の影響を知らず知らずのうちに受けています。

カナダ人心理学者バンデューラが行ったボボ人形実験では、

大人が人形を叩いたり乱暴に扱う姿を見たこども達が、

その後同じように人形を叩く行動に出ることが判明し、

こどもも他人の行動を真似て学んでいることが証明されました。

POINT

こどもに問題行動をみせない

攻撃的行動を観察学習しないようにするためには、

例えばこどもの前で夫婦喧嘩をみせないなど、

こどもが攻撃的な行動をみないようにしてあげることが大切です。

また、影響するのは周囲の大人や友達の行動だけではありません。

0〜12歳くらいまでのこどもは、現実と非現実の区別がまだつきにくく

テレビ番組や映画の影響も受けやすいものです。

暴力的シーンが多い作品や言葉遣いの悪い人が出てくるものは、

なるべく見せないようにすることをオススメします。

脳科学的アプローチーしつけは叱るよりポジティブに

人の気持ちを考えなさい

傷つけるような言い方はやめなさい

といったように大人には通用する言い方でも、こどもには理解できないことが多くあります。

これは発達過程から考えれば自然なことです。

自分と他人の気持ちや思考が違うことを理解できるようになるのは4歳ごろからなので、

相手を思いやる行動というは、なかなか難しい傾向にあります。

また、ただ禁止するだけでは、逆に反応を面白がってやめないこともあります。

POINT

やってはいけない理由に損得・公平性をまぜる

ただ叱ったり禁止するよりも、

なぜその行為をしたらいけないか、理由を伝えるとこどもは理解しやすくなります。

また、人が何か行動するとき、脳は

「損か?得か?」

「公平か?不公平か?」

に基づいて、判断しています。

そのため、

ちゃんと謝ったほうがかっこいいよ

あなたも痛い思いしたけど、お友達も同じように痛かったんだよ。

といったように、こどもにとって得な情報や、公平性をアピールするとより効果的です。

こどもの幸せのために

攻撃的行動をやめさせて、感情コントロールを学ばせることは、自制心が育まれます。

また、他者の気持ちに触れさせ、理解できるようになることで、協調性が育まれます。

自制心と協調性は、将来社会に出て生きていく上でとても大事な要素です。

自分の夢を叶えるための努力ができたり、周囲の人と良好な関係を築いたり、

幸せな生活を送ることにつながっていきます。

こどもに予想外の行動をとられたら、一呼吸おいて、

その行動の背景にこのような理由があることを知った上でで接してあげれば、

その子の成長に、将来につながっていきます。

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